「誰もが暮らしやすい街」とは「暮らしにくいと感じる人がいない街」
別のコラムでも紹介したとおり、HARUMI FLAGはさまざまな世代やライフスタイルを持つ人々が一緒に暮らせるダイバーシティ(多様性)の街です。さまざまな間取りやプランを用意し、またさまざまな世代の方が便利に暮らせるような共用施設や設備を用意しています。
一方で、さまざまな世代が暮らすということは、暮らしのニーズもまたさまざまなものがあるということです。
例えば街区内の移動に関するニーズ。現役世代の方にとっては、最短距離で目的地にたどり着けるような便利な移動ルートが欲しいことでしょう。ベビーカーや車椅子をご利用の方にとっては、段差や勾配がすくなく、車輪が引っかかったりガタガタしない道路が必要でしょう。シニア世代の方にとっても階段は億劫ですし、つまずきやすい段差や滑りやすい道路は危険を感じます。
こうしたニーズのすべてに応え、バリアフリーを実現してこそ、ダイバーシティの街といえるのではないでしょうか。「誰もが暮らしやすい街」になるためには、まず「暮らしにくいと感じる人がいない街」にならなくてはいけない、ということです。

中も外もバリアフリーに
ベビーカーや車椅子を使って移動する人にとって使いやすい動線とはなにか。HARUMI FLAGは細部に至るまでそのことを考えました。街全体の歩行空間はどこまでもフラットであるように、可能な限り段差を排除しました。街中の歩道はもちろんのこと、すべての住居や共用施設にはバリアフリーなアクセシブルルートがあり、エントランスでの出入りの不便を極力低減しています。
また、ベビーカーや車椅子でもゆとりをもって行き来ができる道幅の広さもうれしいポイントです。街区内の歩行空間の幅は3.5メートル以上を確保。狭い道のせいで、お互いに通れなくなったり、すれ違うときに気を使わなくてはならない、なんてことはありません。また、どうしても発生してしまう勾配も緩やかなものになるよう配慮されています。
これらの配慮は屋外の歩道だけではなく、住居内の共用廊下についても同様ですので、住居内でもストレスフリーな移動が実現しています。
また、歩道表面には滑りにくい舗装材を選定して使用しています。段差のなさと相まって、お子様やシニア世代の方にとっても安心して歩きやすい歩道になっています。
ベビーカーや車椅子をお使いの方だけでなく、重いスーツケースを引っ張っているときにも便利な仕様です。
移動ルートの設計にも工夫がいっぱい
移動のしやすさに関する工夫は、バリアフリーの話題だけではありません。行きたい場所に最短ルートで、そして安全にたどり着けるための工夫も盛り沢山なのです。
街区内は東西南北だけでなく、斜めにも、そして周回するようにも移動できるよう歩道が整備されています。とくに南北の移動には、すべての街区で住戸間を縫うように2本のSEASON WALKが整備され、すばやく移動ができるようになっています。
各建物は歩道や中庭に面しており、またメインエントランスの他に複数の出入り口が設けられているので、目的地に応じて最適なルートを選ぶことができます。外に出てから、グルッと建物を半周して目的地に向かう、なんてことをしなくても良いわけです。
地下駐車場には車寄せが設置されており、居住フロアとはエレベーターで直結していますから、重い荷物があるときも安心です。
HARUMI FLAGの中央を南北に走るメインストリートと、周囲を囲む道路は、どちらも車、自転車、歩行者用の専用レーンに分けられており、また各街区内を車が走ることはないため、大人もお子様も安心して移動することができます。
日々の散歩や散策ルートとしてもオススメ
もちろん、すべての移動ルートの周りは樹木や花が植えられた心地よい空間でもあります。効率の話ばかりしてきましたが、日々の散歩やウォーキングのためにもぜひ使いたい空間です。HALUMI FLAGは面積は広大なため、距離や歩数も十分稼げますし、毎日ルートを変えられるほど沢山の道がありますので、敷地内だけでも飽きることはなく、十分に楽しい散歩道が用意されています。