三層の管理組織で街の魅力と価値を持続させる
HARUMI FLAGは、分譲区画だけで考えても棟数で19棟、総戸数は4,145戸もある巨大プロジェクトです。また、多様な世代、さまざまなライフスタイルを持つ人々が暮らす街でもあります。そんな大規模かつ多様な街だからこそ、そこに住むすべての人の声に耳を傾けつつ、効率的に運営を進めていくための管理・運営体制づくりが求められます。そこで考え出されたのが、街全体、各街区、各棟という三層の管理組織です。この三層の管理組織によって街の魅力と価値を持続させ、誰もが快適に安心して暮らせる環境を守り続けていくのです。
管理の統一とスピーディーな意思決定の両立
管理組織の運営体制を三層に分けることには、街全体でのサービス水準を統一しながらも、各街区や各住居棟の希望を汲み取ることができ、かつスピーディーな意思決定ができる、というメリットがあります。
街全体を管理する組織があることで、景観やセキュリティといった住民のすべてに必要な管理の水準を統一することができますし、各街区で受けられるサービスのレベルを公平に保つこともできます。各街区が協力し合うことによって多種多様な共用施設を街区を超えて利用できるようになり、住民の生活がより便利で楽しいものになります。また、建物や設備の管理などは基本的に各街区で管理し、その一部を各棟が担えば、住民に寄り添った意思決定をスピーディーに行えるようになります。
このように、街全体がひとつにつながりつつ、各住民のニーズをスピーディーに実現する、というシステムになっているわけです。
三層はどのようになっている?
街の三層の管理組織は、具体的には以下のような区分けになっています。
1.全体団地管理組合・・・街全体に関する管理を行う
2.街区管理組合・・・各街区の建物や設備の管理を行う
3.棟部会・・・建物管理の一部を担当する
SEA VILLAGE、SUN VILLAGE、PARK VILLAGEの区分所有者は、全体団地管理組合と自身が居住する街区の街区管理組合の会員となり、棟部会が各棟を担当するというかたちになります。
賃貸街区であるPORT VILLAGEの居住者や商業施設の所有者やテナントなどは、全体団地管理組合内に設置されるHARUMI FLAG CLUB(仮称)の準会員として参加します。
管理の考え方
やや繰り返しになってしまいますが、管理組織を三層にすることによって、大きくは以下の4つを実現しています。
・美しい街並み、景観の維持
街並みの美しさや景観の維持は住民全員に関わることであり、街の資産価値も左右します。植栽や灌水システムなどの管理を全体団地管理組合が一元管理することによって、全街区の管理レベルを統一し、街並みや景観の美しさを維持します。
・街全体での安心・安全への取組み
街全体の安心・安全に関わるセキュリティや防災についても、街全体で水準の統一が求められます。街区ごとに設置する防災センターや管理室での24時間有人管理、街全体を見守るセキュリティセンターも設置し、住民の安心と安全を守ります。
・公平な費用負担と効率の良い管理
棟や街区ごとに異なる設備や構造の違いなどを管理費や修繕費に適切に反映させることで、費用負担の公平性を保つとともに、建物管理に関する業務の一部を棟部会が担当することで、スピーディーな意思決定を可能にします。
・分譲街区、共用部の相互利用を実現
街中にたくさんの共用施設があるのに、自分の住んでいる街区や住居棟の施設しか利用できないのではがっかりです。街区間協定などの仕組みによって、そうした共用施設を街区を越えて利用できるようにしています。
SKY LOUNGEの眺望も、この仕組みによってみんなのものに!
HARUMI FLAGの中央に立つ2棟のタワー棟HARUMI FLAG SKY DUOは、SUN VILLAGEとPARK VILLAGEの各街区に属しています。この48階に設けられるSKY LOUNG URBAN(SUN VILLAGE)とSKY LOUNGE OCEAN(PARK VILLAGE)は、全体団地管理組合や街区間協定などの仕組みによって、全街区の住民が利用できるようになっています。街区や棟でバラバラに管理をするのではなく、街全体がひとつにつながることによって素晴らしい眺望も共有できるなど、Quality of Lifeの向上にもつながるのです。