自分のお気に入りが見つけられる街
HARUMI FLAGが大切にしている考え方に「プレイスメイキング」があります。日常生活の中で人々が利用している施設やインフラを「居心地の良い空間」に変え、そこを行き来し利用する人の居場所をつくる、という考え方です。人々が集ったり、遊んだり、のんびりと憩うとき、それぞれの人のお気に入りの場所となる「居場所」が街の中にいくつもあるべきなのです。だからHARUMI FLAGでは、街のあちこちにプレイスメイキングの発想を用い、さまざまなアクティビティを生み出す仕掛けを設けました。公園や広場、歩くことが楽しくなる遊歩道や散歩道もそのひとつです。
別のコラムにおいて、HARUMI FLAGに隣接して設置されている晴海緑道公園と晴海ふ頭公園や、周辺エリアの徒歩圏内にある公園について紹介しました。ここではプレイスメイキングの発想を用いて街のあちこちに設置した、さまざまな公園や広場、それに歩いて楽しい遊歩道や散歩道についてご紹介します。
水をテーマにした施設
「都心で水辺に住まう」というHARUMI FLAGのコンセプトにふさわしい、水をテーマにした施設がたくさんあります。ここではその中から3つを紹介します。
・MIZUBE LANE(親しむ水辺)
SUN VILLAGEに設けられた心地よい水辺の散策路です。2〜3段のステップを降りて水の中に入ることもできますので、夏の暑い日にちょっと足を浸けたり、子供を遊ばせることもできます。
・WATER GARDEN(遊べる池)
PARK VILLAGEに設置された、水遊びができる公園です。水辺に腰掛けて涼んだり、思いっきり水の中に入ったりと、大人も子どもも心地よい水辺のひとときを楽しめる池です。
・MINAMO GARDEN(眺める水辺)
PORT VILLAGEの中庭に設けられた、噴水とともに水景を配置した趣のある空間です。心に染み入る水音や自然石の質感、色づく木々の色彩など、五感で楽しめる日本らしい風景は一日中眺めていられる水辺です。
森をテーマにした施設
HARUMI FLAGのメインテーマである「海に浮かぶ緑の環境都市」に沿った、森をテーマにした施設も数多く設けられています。
・CORNER FOREST
PARK VILLAGE内にあるCORNER FORESTは、多種多様な樹木が植えられた散策路です。公園から中庭まで続く散策路になっており、おしゃべりをしながら木々の間をゆっくりと歩ける、憩いの道です。
・DONGURI FOREST(学びの森)
PARK VILLAGEに設けられた、保存樹やシイ類の植えられた森です。ウッドチップが敷き詰められ、秋にはドングリ拾いや落ち葉観察などもできますので、子どもたちの学びや遊びの場としても活用できる森です。
・BIRD FOREST(観察の森)
SUN VILLAGEに設置された森です。エコロジカルネットワークの一員として生物多様性への貢献を目指すHALUMI FLAGらしく、巣箱やバードパスを設けるなど、生き物が集まってくる仕掛けを施し、鳥が訪れる森を目指しています。双眼鏡を片手に、すこし離れたところからバードウォッチングができそうです。
遊びをテーマにした施設
人々が集まり、遊ぶための施設も各所に設置されています。
・HINATA GARDEN(芝生広場)
PARK VILLAGEに設置された、広々とした広場一面に芝生が敷き詰められている、とても気持ちの良い空間です。空がよく見える明るくて開放的な広場ですから、芝生の上で遊んだり、寝転がってくつろいだりと、自由で多彩な過ごし方が楽しめる場所です。
・KODOMO PLAZA(育みの広場)
起伏を利用してすべり台などを設置した児童遊具ゾーンと、ストレッチベンチなどの健康遊具を配置したアクティブゾーンで構成されており、子どもだけでなく大人も活用できる広場です。
・TERRACE(共用一体空間)
各住戸の共用部は中庭に面するように配置されており、その共用部と中庭との間には緩衝帯となるテラスが設けられています。これらのテラスは共用部と一体感を持つデザインとなっており、まるでひと続きの空間であるかのような演出となっています。
メインストリートと広場にも注目
HARUMI FLAGのメインストリートと広場にも注目です。各街区を区切るように走るメインストリートには、四季折々の景色が楽しめる並木道が整備されています。また、それぞれの広場には春の桜、夏の新緑、秋の紅葉といった高木を植樹しました。季節ごとに装いを変える飽きのこない空間として、誰もが利用する街の中心もまた「居心地の良い空間」になっているのです。