高度な情報化都市でもあるHARUMI FLAG
現代では、さまざまなコンピュータや機器がネットワークに繋がれ、多くの情報をやりとりすることでものごとが効率化されています。HARUMI FLAGもまた、そうしたネットワークを活用することによって、街の管理や住民のコミュニケーションの効率化、円滑化を図っています。街全体がネットワークによって覆われた高度な情報化都市でもあるのです。それを支えているのが「エリアネットワーク」という情報網です。
信頼の大容量エリアネットワーク
HARUMI FLAGは、エリアネットワークと呼ばれる情報網によって街全体が覆われています。その中には、5,632戸もの住居とさまざまな商業施設が集まり、12,000人とも予想される住民が暮らし、日々情報のやりとりを行います。また、セキュリティやエネルギー管理、住民への情報発信などでも膨大な情報がエリアネットワーク内を駆け巡ります。そうした重要インフラであるだけに、何らかの障がいなどによって停止することは許されません。容量や速度だけでなく、インフラとしての信頼性が何よりも求められるエリアネットワークの構築は、通信最大手のひとつであるエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が担当しました。
HARUMI FLAGは車道を含む道路によって5つの街区に分けられていますが、こうした公道をまたいだエリアネットワークの構築は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズにとっても日本初の試みとなります。
また、エリアネットワークは災害の影響を受けにくいローカルネットワークですので、災害発生時などにもセキュリティやエネルギー管理のための情報通信を支え続けられます。
膨大な情報を繋いで、街を効率化
住民や商業施設による利用だけでなく、セキュリティやエネルギー管理などでもエリアネットワークが利用されると上述しました。例えばセキュリティに関してだけでも750台もの防犯カメラがネットワークを介してセキュリティセンターに映像を送り続けており、それ以外にも各防災センターとの間の情報のやり取りなど、情報量は膨大です。
また、街全体のエネルギーを一元管理するAEMS、各街区のエネルギー管理を行うMEMS、各住居に配置されたHEMSとの間でも膨大な情報が逐次やり取りされ、街全体のエネルギー効率化のために利用されています。
それに加えて、タウンポータルやデジタルサイネージなどを使った住民への情報発信も行っており、エリアネットワークを通る全体の情報量はまさに気が遠くなるほどの量になります。
つまり、それだけの情報量によって街の安全や快適さ、環境対応が支えられているということであり、その情報量はエリアネットワークによって支えられている、ということなのです。
エリアWi-Fiで街中どこでも快適なネットワーク環境
そんなエリアネットワークを身近に感じることができるのできるのが「エリアWi-Fi」でしょう。HARUMI FLAGの街中であれば、中庭でも共用部といった外構エリアでもWi-Fiによる快適なネットワーク環境を利用することができます。スマートフォンはもちろんのこと、ノートPCやタブレットPCなどでもネットワーク環境に接続できますから、例えばブックラウンジやカフェラウンジ、ワークラボなどはもちろん、中庭や歩道の脇にあるベンチなどでもWebサイトを見たり、テレワークをすることができるのです。HARUMI FLAGの中にいる限り、モバイルルーターなどを持ち運ぶ必要はありません。

携帯回線も繋がりやすく
エリアWi-Fiが提供されてはいますが、通話その他のためには携帯回線も必要です。HARUMI FLAGでは、エリア内の屋上に携帯電話用野外アンテナ、地下階には屋内用アンテナを設置して携帯電話エリアの品質改善も図っています。マンションの高層階や地下駐車場などは回線が繋がりにくいものですが、HARUMI FLAGなら心配はありません。携帯キャリアは、NTT DOCOMO、KDDI、ソフトバンクの3社に対応しています。